2 人員配置基準及び構造設備基準に関する事項


[通知] 医療法等の一部を改正する法律等の施行について

第二 人員配置基準及び構造設備基準に関する事項


一 一般病床について
一般病床については、看護職員の人員配置基準が現行の入院患者四人に対して一人から入院患者三人に対して一人に引き上げられたこと。
また、構造設備基準について、患者一人当たりの病床面積及び病室に面する廊下の幅が引き上げられたこと。

(一) 人員配置基準(新省令第一九条)
① 医師の員数は、入院患者一六人に対し一人を標準とすること。
② 薬剤師の員数は、入院患者七〇人に対し一人を標準とすること。
③ 看護婦及び准看護婦の員数は、入院患者三人に対し一人を標準とすること。

(二) 構造設備基準(新省令第一六条関係)
① 病室の床面積は、内法で患者一人につき六.四平方メートル以上とすること。
② 病室に面する廊下の幅は、内法で、片側居室の場合一.八メートル以上、両側居室の場合二.一メートル以上とすること。


二 病院の療養病床について
病院の療養病床については、長期療養に相応しい療養環境を提供できるよう、これまでの病院の療養型病床群の基準と同じ人員配置基準、構造設備基準が定められたこと。

(一) 人員配置基準(新省令第一九条)
① 医師の員数は、入院患者四八人に対し一人を標準とすること。
② 薬剤師の員数は、入院患者一五〇人に対し一人を標準とすること。
③ 看護婦及び准看護婦の員数は、入院患者六人に対し一人を標準とすること。
④ 看護補助者の員数は、入院患者六人に対し一人を標準とすること。
⑤ 理学療法士及び作業療法士の員数は、病院の実情に応じた適当数とすること。

(二) 構造設備基準(新省令第一六条及び第二一条)
① 病室の病床数は、四床以下とすること。
② 病室の床面積は、内法で患者一人につき六.四平方メートル以上とすること。
③ 病室に面する廊下の幅は、内法で、片側居室の場合一.八メートル以上、両側居室の場合二.七メートル以上とすること。
④ 一以上の機能訓練室は、内法で四〇平方メートル以上の床面積を有し、必要な器械及び器具を備えなければならないこと。
⑤ 療養病床を有する病院が有しなければならない施設は、談話室、食堂及び浴室とすること。
⑥ 談話室は、療養病床の入院患者同士や入院患者とその家族が談話を楽しめる広さを有しなければならないこと。
⑦ 食堂は、療養病床の入院患者一人につき一平方メートル以上の広さを有しなければならないこと。
⑧ 浴室は、身体の不自由な者が入浴するのに適したものでなければならないこと。


三 診療所の療養病床について
診療所の療養病床については、長期療養に相応しい療養環境を確保できるよう、これまでの診療所の療養型病床群の基準と同じ人員配置基準、構造設備基準が定められたこと。

(一) 人員配置基準(新省令第二一条の二)
① 医師の員数は、一人を標準とすること。
② 看護婦及び准看護婦の員数は、入院患者六人に対し一人を標準とすること。
③ 看護補助者の員数は、入院患者六人に対し一人を標準とすること。
④ 事務員その他の従業者の員数は、診療所の実情に応じた適当数とすること。

(二) 構造設備基準(新省令第一六条、第二一条の三及び第二一条の四)
① 病室の病床数は、四床以下とすること。
② 病室の床面積は、内法で患者一人につき六.四平方メートル以上とすること。
③ 病室に面する廊下の幅は、内法で、片側居室の場合一.八メートル以上、両側居室の場合二.七メートル以上とすること。
④ 機能訓練室は、機能訓練を行うために十分な広さを有し、必要な器械及び器具を備えなければならないこと。
⑤ 療養病床を有する診療所が有しなければならない施設は、談話室、食堂及び浴室とすること。
⑥ 談話室は、療養病床の入院患者同士や入院患者とその家族が談話を楽しめる広さを有しなければならないこと。
⑦ 食堂は、療養病床の入院患者一人につき一平方メートル以上の広さを有しなければならないこと。
⑧ 浴室は、身体の不自由な者が入浴するのに適したものでなければならないこと。


四 精神病床について
精神病床については、大学附属病院及び内科、外科、産婦人科、眼科及び耳鼻いんこう科を有する一〇〇床以上の病院の精神病床については、合併症を持つ患者に対する医療を提供する機能や、地域において単科の精神病院との連携による一体的な精神医療の提供が求められていることなども考慮して、一般病床と同じ基準が定められたこと。
他方、それ以外の病院の精神病床については、現在の精神医療に求められるニーズや整備しうる医療資源の量を踏まえ、医師については入院患者四八人に対して一人、看護職員については原則として入院患者四人に対して一人とされたこと。
また、構造設備基準については、精神障害者の人権を尊重する観点から、精神病室には「病院又は診療所の他の部分に対して危害防止のためのしゃ断その他必要な方法を講じること。」とされていた規定が削除されたこと。

ア 大学附属病院(特定機能病院及び精神病床のみを有する病院を除く。)並びに内科、外科、産婦人科、眼科及び耳鼻いんこう科を有する一〇〇床以上の病院の精神病床
(一) 人員配置基準(新省令第四三条の二関係)
① 医師の員数は、入院患者一六人に対し一人を標準とすること。
② 薬剤師の員数は、入院患者七〇人に対し一人を標準とすること。
③ 看護婦及び准看護婦の員数は、入院患者三人に対し一人を標準とすること。
(二) 構造設備基準(新省令第四三条の二関係)
① 病室の床面積は、内法で患者一人につき六.四平方メートル以上とすること。
② 病室に面する廊下の幅は、内法で、片側居室の場合一.八メートル以上、両側居室の場合二.一メートル以上とすること。

イ ア以外の病院の精神病床
(一) 人員配置基準(新省令第一九条関係)
① 医師の員数は、入院患者四八人に対し一人を標準とすること。
② 薬剤師の員数は、入院患者一五〇人に対し一人を標準とすること。
③ 看護婦及び准看護婦の員数は、入院患者四人に対し一人を標準とすること。
(二) 構造設備基準(新省令第一六条関係)
① 病室の床面積は、内法で患者一人につき六.四平方メートル以上とすること。
② 病室に面する廊下の幅は、内法で、片側居室の場合一.八メートル以上、両側居室の場合二.七メートル以上とすること。


五 感染症病床について
感染症病床については、一類感染症、二類感染症及び新感染症の患者に対して一般病床と同程度の人員をもって対応する必要があること等を踏まえ、一般病床と同じ人員配置基準、構造設備基準が定められたこと。

(一) 人員配置基準(新省令第一九条関係)
① 医師の員数は、入院患者一六人に対し一人を標準とすること。
② 薬剤師の員数は、入院患者七〇人に対し一人を標準とすること。
③ 看護婦及び准看護婦の員数は、入院患者三人に対し一人を標準とすること。

(二) 構造設備基準(新省令第一六条関係)
① 病室の床面積は、内法で患者一人につき六.四平方メートル以上とすること。
② 病室に面する廊下の幅は、内法で、片側居室の場合一.八メートル以上、両側居室の場合二.一メートル以上とすること。


六 結核病床について
結核病床の人員配置基準については、今後の結核医療体制を充実するため、現在の結核特例を廃止するとともに、新たな基準については、結核病床の平均在院日数が一般病床と比べて極端に長いこと等を勘案して、現行と同じ基準が定められたこと。また、構造設備基準については、一般病床と同じ基準が定められたこと。

(一) 人員配置基準(新省令第一九条関係)
① 医師の員数は、入院患者一六人に対し一人を標準とすること。
② 薬剤師の員数は、入院患者七〇人に対し一人を標準とすること。
③ 看護婦及び准看護婦の員数は、入院患者四人に対し一人を標準とすること。

(二) 構造設備基準(新省令第一六条関係)
① 病室の床面積は、内法で患者一人につき六.四平方メートル以上とすること。
② 病室に面する廊下の幅は、内法で、片側居室の場合一.八メートル以上、両側居室の場合二.一メートル以上とすること。


七 その他の事項
外来患者に対する人員配置基準、栄養士の配置基準等については、従来の基準が引き続き適用されること。