別添2 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第六条第二項から第五項まで又は第七項に規定する感染症の病原体により汚染されているもの以外の感染の危険のある寝具類に関する消毒方法


[通知] 病院、診療所等の業務委託について

(別添2) 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第六条第二項から第五項まで又は第七項に規定する感染症の病原体により汚染されているもの以外の感染の危険のある寝具類に関する消毒方法

◎ 次に示す方法のうち、各寝具類の汚染状況及び材質等からみて適切な消毒効果のあるものを選択して用いること。
1 理学的方法
(1) 蒸気による消毒
蒸気滅菌器等を使用し、一〇〇℃以上の湿熱に一〇分間以上作用させること。
ただし、肝炎ウイルス及び有芽胞菌(破傷風菌、ガス壊疽菌等)により汚染されているもの(汚染されているおそれのあるものを含む。)については、一二〇℃以上の湿熱に二〇分間以上作用させること。
(注)
1 温度計により器内の温度を確認すること。
2 大量の洗濯物を同時に消毒する場合は、すべての洗濯物が湿熱に十分触れないことがあるので留意すること。
(2) 熱湯による消毒
八〇℃以上の熱湯に一〇分間以上浸すこと。
(注)
1 温度計により温度を確認すること。
2 熱湯に大量の洗濯物を浸す場合は、湯の温度が低下することがあるので留意すること。
2 化学的方法
(1) 塩素剤による消毒
さらし粉、次亜塩素酸ナトリウム等を使用し、その遊離塩素二五〇ppm以上の水溶液中に、三〇℃で五分間以上浸すこと(この場合、終末遊離塩素が一〇〇ppmを下らないこと。)。
(注) 汚れの程度の著しい洗濯物の場合は、終末遊離塩素濃度が極端に低下することがあるので留意すること。
(2) 界面活性剤による消毒
逆性石けん液、両性界面活性剤等の殺菌効果のある界面活性剤を使用し、その適正希釈水溶液中に三〇℃以上で三〇分間以上浸すこと。
(注) 洗濯したものを消毒する場合は、十分すすぎを行ってからでないと消毒効果がないことがあるので留意すること。
(3) クロールヘキシジンによる消毒
クロールヘキシジンの適正希釈水溶液中に三〇℃以上で三〇分間以上浸すこと。
(注) 塩素剤とクロールヘキシジンを併用すると、褐染することがあるので留意すること。
(4) ガスによる消毒
① ホルムアルデヒドガスによる消毒
あらかじめ真空にした装置に容積一立方メートルにつきホルムアルデヒド六g以上及び水四〇g以上を同時に蒸発させ、密閉したまま六〇℃以上で七時間以上触れさせること。
② エチレンオキシドガスによる消毒
あらかじめ真空にした装置にエチレンオキシドガスと不活化ガス(炭酸ガス、フロンガス等)を混合したものを注入し、大気圧下で五〇℃以上で四時間以上作用させるか、又は1kg/cm2まで加圧し五〇℃以上で一時間三〇分以上作用させること。
③ オゾンガスによる消毒
あらかじめ真空にした装置にオゾンガスを注入し、CT値六〇〇〇ppm・min以上作用させること。
また、「感染の危険のある寝具類におけるオゾンガス消毒について」(平成十九年三月三十日付医政経発第〇三三〇〇〇二号厚生労働省医政局経済課長通知)を遵守すること。
(注)
1 ガスによる消毒を行う場合には、ガスが寝具類に残留したり、作業所内の空気を汚染することがないよう換気に細心の注意を払うとともに、引火性があるので火気に注意すること。
2 大量の洗濯物を同時に消毒する場合は、すべての洗濯物がガスに十分触れないことがあるので注意すること。