別添2  医薬品の安全使用のための業務手順書」作成マニュアル


[通知] 医薬品の販売名の類似性等による医療事故防止対策の強化・徹底について(注意喚起)

別添2

巻末資料:
平成19年3月30日付け「医薬品の安全使用のための業務手順書」作成マニュアル

[特に安全管理が必要な医薬品(要注意薬)例]
下記の医薬品は、事故発生により患者に及ぼす影響の大きさに十分配慮し、使用上及び管理上、特に安全な取り扱いに留意しなければならない。
内服薬を主とした記載となっており、「注射薬に関する特記事項」を別途記載した。剤形によらず、各項目に該当する医薬品の取り扱いには注意が必要である。
なお、規制医薬品(麻薬、覚せい剤原料、向精神薬(第1種、第2種)、毒薬・劇薬)については、関係法規を遵守されたい。
( )内は代表的な商品名

1.投与量等に注意が必要な医薬品
○ 抗てんかん薬
フェノバルビタール(フェノバール)、フェニトイン(アレビアチン)、カルバマゼピン(テグレトール)、バルプロ酸ナトリウム(デパケン)等
○ 向精神薬
ハロペリドール(セレネース)、レボメプロマジン(ヒルナミン)、エチゾラム(デパス)等
○ ジギタリス製剤
ジギトキシン、ジゴキシン(ジゴシン)等
○ 糖尿病治療薬
経口血糖降下剤(グリメピリド(アマリール)、グリベンクラミド(オイグルコン、ダオニール)、グリクラジド(グリミクロン)等)等
○ テオフィリン製剤
テオフィリン(テオドール、テオロング)、アミノフィリン(ネオフィリン)等
○ 抗がん剤
タキソテール(ドセタキセル)、タキソール(パクリタキセル)、シクロホスファミド(エンドキサン)、メルファラン(アルケラン)等
○ 免疫抑制剤
シクロホスファミド(エンドキサンP)、シクロスポリン(ネオーラル、サンディミュン)、タクロリムス(プログラフ)等

2.休薬期間の設けられている医薬品や服薬期間の管理が必要な医薬品
メトトレキサート(リウマトレックス)、ティーエスワン、ゼローダ、ホリナート・テガフール・ウラシル療法薬(ユーゼル・ユーエフティ)等

3.併用禁忌や多くの薬剤との相互作用に注意を要する医薬品
イトラコナゾール(イトリゾール)、ワルファリンカリウム(ワーファリン)等

4.特定の疾病や妊婦等に禁忌である医薬品
ガチフロキサシン(ガチフロ)、リバビリン(レベトール)、エトレチナート(チガソン)等

5.重篤な副作用回避のために、定期的な検査が必要な医薬品
チクロピジン(パナルジン)、チアマゾール(メルカゾール)、ベンズブロマロン(ユリノーム)、ピオグリタゾン(アクトス)、アトルバスタチン(リピトール)等 


<注射薬に関する特記事項>

1.心停止等に注意が必要な医薬品
○ カリウム製剤
塩化カリウム(KCL)、アスパラギン酸カリウム(アスパラカリウム)、リン酸二カリウム等
○ 抗不整脈薬
ジゴキシン(ジゴシン)、キシロカイン(リドカイン)等

2.呼吸抑制に注意が必要な注射薬
○ 筋弛緩薬
塩化スキサメトニウム(サクシン、レラキシン)、臭化ベクロニウム(マスキュラックス)等
○ 麻酔導入・鎮静薬、麻薬(モルヒネ製剤)、非麻薬性鎮痛薬、抗てんかん薬 等

3.投与量が単位(Unit)で設定されている注射薬
○ インスリン(100単位/mL)
○ ヘパリン(1000単位/mL)

4.漏出により皮膚障害を起こす注射薬
○ 抗悪性腫瘍薬(特に壊死性抗悪性腫瘍薬)
マイトマイシンC(マイトマイシン)、ドキソルビシン(アドリアシン)、ダウノルビシン(ダウノマイシン)、ビンクリスチン(オンコビン)等
○ 強アルカリ性製剤
フェニトイン(アレビアチン)、チオペンタール(ラボナール)、炭酸水素ナトリウム(メイロン)等
○ 輸液補正用製剤
マグネシウム製剤(硫酸マグネシウム)、カルシウム製剤(塩化カルシウム)、高張ブドウ糖液等
○ その他
メシル酸ガベキサート(エフオーワイ)、造影剤等 





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